クラウンや、インレーなどの補綴物を入れる前に必ず必要なのが、型取り(印象採得)です。これが苦手な患者さまもいらっしゃると思います。「オエー」となる嘔吐反射があるからです。正しくは咽頭反射(いんとうはんしゃ)、催吐反射(さいとはんしゃ)などと呼んでいますが、何れにしても反射であるために「慣れる」ことはありません。
このような問題解決のために、当院では粘土のような印象材料を極力使わずに印象採得をしております。カメラで口腔内を撮影し、モニター画面上に再現したデータをインターネット経由で技工所に送る方法です。このようなカメラによる印象や、技工所でのコンピュータ支援による補綴物設計、製作などを総合して「デジタルデンティストリー」と呼んでいます。今後はこのような技術が主流になると考えています。
当院では常に最新の技術を皆さまにお届けできるような努力をしております。