0120-978-486現在の予約状況 歯根破折を知る歯根破折を知る

各種クレジットカード
デビットカードが使えます。

クレジットカード・デビットカード

歯根破折を知る

category : 治療について

No. 1
歯根破折を放置するとどうなるのか

歯根破折を放置するとどうなるのか

本来無菌状態である「歯肉から下」に歯根のヒビ(破折線)を道として細菌が深く入り込むか、または歯根中に染み込んでいる細菌がヒビ(破折線)から外部に出て様々な症状を起こしている「状態」が歯根の破折です。
ヒビが入り約2週間以内であれば細菌はヒビの周囲にとどまっており「歯周病のように歯根表面が細菌に汚染している」わけではありません。
したがってこの時期に汚染源であるヒビ(破折線)を封鎖することができれば歯根膜や、歯根膜由来の歯槽骨の回復が期待できます。
しかし歯根破折の状態が数ヶ月、数年に及ぶとヒビ(破折線)から歯根の表面に細菌が繁殖し、歯根膜は次第に失われ歯槽骨も失われて行きます。
当院においでになる頃には破折後数ヶ月、長い症例ですと5年以上放置された状態の方もいらっしゃいます。病態としては炎症ですから免疫と関係がありますので

● 男女ともに、疲れると腫れる。
● 女性ですと性周期に関連して腫れる、消退するの繰り返し。

ということになります。
よほどひどく腫れる=急性発作をおこなさない限り痛みがありません。したがって全く気づかないことすらあります。他院で指摘されるまで気がつかなかった方も多くいらっしゃいます。
ただし腫れるたびに骨は次第に失われ、失われる歯根膜の範囲も増えて行きます。

 

歯根破折を長く放置すると…

当院では破折線の入った歯牙、完全に割れてしまっている歯牙を修復することはさほど困難ではありません(5年以上たった歯牙も原型近くまで修復することができます)
ただし、問題は歯牙をサポートする歯槽骨は回復しないことです。
歯牙が力を受け止めるのではなく、力を歯槽骨に伝えて骨が力を受け止めます。
歯牙全体を均一にサポートしていれば力は全周囲に分散できますが、長期間の放置によりある方向(破折線に相対した方向)の骨だけが選択的に失われます。
その後の日常生活で歯牙が受けた力=咬合力を均一に分散して受け止めることができずに、応力集中することで

● 歯牙が脱臼=骨のない方向に倒れて歯肉から抜けてしまう
● 歯牙の再破折が起こる(必ずしも接着面が再破折するわけではありません)

このような現象が起こりやすくなります。

 

歯根破折の治療について

基本的には眞坂信夫先生の考案された「眞坂の方法」
をとります。
ヒビ(破折線)を根管内から接着材を流し込んで封鎖する方法:口腔内接着法
破折した歯牙を抜歯して口の外でヒビ(破折線)を封鎖して再植する方法:口腔外接着法
この二本立てで、必ず1.2.の順番で行います。
口腔内接着法で修復したにもかかわらず、また腫れた、排膿してきたような場合は口腔内=根管内からでは破折線の「封鎖が完全に行えなかったと解釈」して2.口腔外接着法に移ります。
通常口腔内接着法では接着材の流し込みと同時にグラスファイバー製の根管ポストを挿入します。できるだけ根の先端近くまで挿入、また隙間が開かないように根管ポストを複数本挿入して土台まで作ります。
この状態にしておくと、口腔外接着で抜歯が必要な場合でも安全に抜くことができます。
「眞坂の方法」のバリエーションとして歯肉を開けて破折線を目視下で封鎖する方法があります。しかし破折線が歯肉側にない場合、側方で骨との境目にあるような場合が多々あって、必ずしも完全に封鎖できないために、
当院では
口腔内接着→口腔外接着
のいずれかの方法をとることにしています。

破折が数年にわたり破折片が完全に遊離しているような場合は口腔内接着しても接着材が全て漏れ出てしまうので最初から抜歯して口腔外で接着修復し、再植することになります

参考文献 :

眞坂信夫:「i-TFC根築1回法による歯根破折歯の診断と治療」2016年9月25日 医歯薬出版株式会社

地下鉄丸ノ内線、大江戸線本郷三丁目駅より徒歩5分
都バス本郷三丁目停留所より 徒歩5分

to top