ごあいさつ
Message
長谷川歯科診療所の始まりは100年前の大正6年(1917年)5月1日までさかのぼります。私の祖父であります長谷川正枝が歯科医術をもって、皆様の診療に従事したことが始まりです。
私の父である、前院長の長谷川正康は、東京歯科大学の教授として研究および学生をはじめとする多くの方々への教育に従事しました。専門は「歯内療法学」であり、これまで多くの著書、論文を執筆しています。また昭和50年には日本で初めて「総合診療」という概念を確立させ、「総合診療科」を東京歯科大学に開設いたしました。
今でこそ日本中の歯科大学に取り入れられている「総合診療」の考え方ですが、上記のような経緯もあって一般に普及したとされています。
その後、長谷川正康は平成元年に東京歯科大学の名誉教授として退識し、長谷川歯科診療所での診療に専念しました。
現在の長谷川歯科診療所の院長であります私は、長谷川晃嗣(こうじ)と申します。
私は約20年間、東京歯科大学に籍をおき、研究教育を行ってまいりました。現在も当院で診療をする傍ら、同大学の非常勤講師として研究教育を行っております。また、現在の歯科治療で使用されている生体材料、歯科材料も私の専門であることから深い知識を持っております。このような経緯もあり、現在日本で使用されている歯科材料、器械の日本工業規格(JIS)の多くを、日本歯科医師会の専門の委員として10年以上にわたって作ってまいりました。
当院の治療は、患者様に対する「インフォームドコンセント」、すなわち「正しい情報を伝えた上での合意または拒否」を徹底して行っております。加えて「セカンドオピニオン」すなわち「意見を求める行為」を十分な時間をとって行っております。知識や経験、自らが行った多くの実験に基づき、しっかりとした情報を伝え、患者様に治療の内容を納得した形で選んでいただくことこそ、長谷川歯科診療所で行っている治療の特徴といえます。
具体的には、治療時間はお一人当たり一時間とし、初診に関しては二時間以上の時間をとることで現状のご理解や、治療内容の提示をいたします。患者様がそれぞれお持ちの「ご不自由」、「お痛み」に真摯に耳を傾け、これまで受けてきた「歯科医療に対する不満や不信感」、これから受ける「治療に対する不安や疑問」に対して丁寧にお答えいたします。
また、私、長谷川晃嗣は、日本プレゼンテーション協会の認定プロ講師でもありますので、どのような患者様に対してもわかり易い説明をするように心がけております。