難しい歯内治療

難しい歯内療法

他医院で根の治療を何回もしたが、なかなか治らない、何回も歯肉が腫れる、他医院で治療中に根に穴をあけられたといった難しい症例を専門に治療します。

image_muzuka当院では、健康保健の範囲の治療では必ずしも要求されない、ラバーダムを必ず使用します。
(写真左)
ラバーダムは歯内療法の対象とする歯にかぶせて、口の中から独立させるゴムのマスクです。19世紀に発明され、すでに150年以上の歴史があり、現在でもこれに勝る防湿法はないと言われています。

これを使用する事で、歯牙の表面を消毒(術野の消毒)し、さらに唾液(=細菌)の侵入を防ぐ事ができますので、根の治療をより安全に行う事ができます。

ラバーダムなしでは、治療のたびに唾液とともに新たな細菌を根管内に侵入させる事になり、何度治療しても無菌状態を実現できませんさらに、レーザーを始めとした特殊な機材、薬剤を使用します。外科的に(外科的歯内療法)治療をした方が、歯を残せる可能性も高い場合があります。

ちなみに、「歯根破折」の多くは歯内療法中に術者が根管の内壁に「ひび」を入れる事から始まると言われています。さらに、根管充填のために加圧する事でこの「ひびが押し広げられ」*いよいよ歯根破折が始まります。当院では歯内療法中に入るひびが「0%」という特殊な器具を用い、さらに加圧せずに根管充填出来るシステムを使用しています。これによって将来おこるであろう歯根破折を防ぐ事ができます。(*: Adorno CG et al. Int Endod J. 46:763-768 2012 )

しかし、すでにひびの入ってしまった歯牙に対しても、現在では直ちに抜歯の対象にはなりません。歯根破折の延命処置は多くの研究に支えられ、現在では高い成功率を収めております。

一般的に、健康保険で行う歯内療法は「不採算」部門で、最初から治すことを目的とした治療をしない傾向が見られます。ましてひびの入った歯牙に対する治療は健康保健の範囲では治療の対象とすらしていません。これらに対して「直ちに抜歯してインプラント」にするという治療が日本でも見られるようになりました。さらには「戦略的抜歯」と称して、治る可能性のある歯牙すら抜歯してインプラントにする例を多く見ています。このような「非常識」な治療が横行していることには心が痛みます。

ご自身の健康な歯牙に勝るインプラントはいままで一つとしてなく、今後も出現することはありません。ご自身の歯牙は絶対に抜歯なさいませんように。
「抜くしかない」といわれたような難しい症例も、ご自身の歯牙の延命を少しでも真剣に考えるのであれば、納得の行くまで多くのドクターの話を聞かれるべきと考えます。このような症例は是非当院に、ご相談ください。


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