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歯根破折を知る

category : 歯根破折

No. 3
歯根破折を起こしやすい患者様は? 骨格の不調和による歯根破折

何回かに分けて歯根破折を起こしやすい患者様方についてお話ししています。また対処法=治療法については以降お話ししたいと思います。

以下様々な原因を考えます。前回は

1.噛み合わせの不調和=咬合面の形態に起因する歯根破折について、お話ししました。

今回は

1.噛み合わせの不調和=顎の位置の異常に起因する歯根破折について

歯牙の咬合面形態という極めて局所的な原因で歯冠、歯根破折を起こす症例をお見せしました。もう少し大きな原因を考えてみたいと思います。図-1は歯根破折を主訴としておいでになった患者様のパノラマX線写真です。来院時の状態は

  • 左上7番:歯根破折により抜歯
  • 左上6番:歯根破折
  • 右上7番:歯根破折により抜歯
  • 右上6番:歯根破折
  • 右上5番:歯根破折
  • 左下5、6、7番:歯根破折により抜歯
  • 右下6番:歯根破折  以上9本が歯根破折により抜歯済み、もしくは抜歯を待っている状態です。

(図—1)永久歯28本中、9本が歯根破折により抜歯済み、または抜歯を待っている状態

図-2はこの患者様のCT画像です。

(図—2)図ー1の患者様のCT画像

この画像を見て、違和感を覚えられた方もいらっしゃると思います。CT撮影時には「撮影中はしっかり噛んでください」と申し上げます。したがって、前歯部もきちんと合わさっています。この患者様は、臼歯部が当たっているにも関わらず、前歯部が空いています。これを開口症=オープンバイトと呼んでいます。顎の位置が悪いか、歯列に問題があるかはこのct画像だけではわかりませんが、今まで前歯でものを食べたことがない。「さ、し、す、せ、そ」が抜けて発音しずらいなどの典型的な現象が見られます。「顎関節を支点」「咬筋を力点」と考えると、最後臼歯に行くにしたがって力がかかるというメカニズムがお分かりいただけると思います。したがって最後臼歯である7番、6番の順で破折が始まり、5番4番に順次歯根破折がおこるということになります。すでに失われているのでわかりませんが、「同じかかりつけ医」による治療ということでしたので、残存歯の治療状態から見て、抜歯された歯牙も金属による支台築造が行われていた可能性が高く、したがって歯根破折が起きたものと推測されます。

 

図-3、4の患者様は下顎左側の歯根破折を主訴として来院されました。口腔内写真を示します。左下7番は歯根破折で抜歯済み、左下6番は歯根破折、左下5番も歯根破折で保存延命中です。

(図-3,図-4):

顎変形症=咬合平面の異常=顔面が曲がっている(顔面非対称)

=左側でよく噛む=左側しか歯根破折しない

この患者様の咬合平面は「瞳孔を結んだ水平面」に対して左側が噛み込んでいる状態で、顔が歪んで曲がっている状態です(=顔面非対称)。また下顎の歯列弓が歪んでおり、現状としては主に左側で噛んでいる状態です。したがって、右側に歯根破折が一本も見られず、全て破折は全て左側に集中していると考えられます。

 

 

上述の2つの症例は臼歯部に破折が集中、または片側のみに破折が集中している患者様方です。通常「正常な咬合=正常な顎の位置関係」であれば起きる確率は少ないと考えます。

 

地下鉄丸ノ内線、大江戸線本郷三丁目駅より徒歩5分
都バス本郷三丁目停留所より 徒歩5分

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