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歯根破折を知る

category : 歯根破折

No. 2
歯根破折を起こしやすい患者様は? 咬合面形態の不調和による歯根破折

歯根破折を起こす原因は、ホームページにある「3つの輪」のいずれか、またはこれらの複合によるものと考えています。これらの条件をお持ちの患者様が歯根破折を起こしやすい患者様と考えています。今後このコラムでは、何回かに分けて歯根破折を起こしやすい患者様方についてお話しします。また対処法=治療法についても以降でお話ししたいと思います。

以下様々な原因を考えます

1.噛み合わせの不調和=咬合面の形態に起因する歯根破折について

咬合面(噛み合わせの面)の形態が歯根破折の原因となる患者様がいます。図-1はほぼ正常と思われる患者様のCT画像です。上下の小臼歯の噛み込み具合をご覧いただけると思います。左右に顎をずらした時(側方滑走:そくほうかっそうと言います)には、それぞれの山に沿って滑らかに動きます。しっかりと噛み込んだとて歯根膜の助けもあり、動揺しながらも左右に動きます。小学生頃の永久歯の萌出後に長い年月をかけて、すり合わせが起こるからです。よく見ると、すり合わせした面=咬耗面が見えます。また咬頭:咬合面の山の部分は丸みを帯び、なだらかに動くような「感じが」します。

(図— 1)ほぼ正常と思われる小臼歯部の上下咬合関係。咬頭は丸みを帯び、内斜面も磨り減ったあと=咬耗面が観察されます。側方滑走時にもなだらかに動きそうな気がしますね。

ところが、図-2は「食事中に噛み割った」ことを主訴として来院されました患者様です。歯冠、歯根の完全破折を起こしています。破折線がはっきり観察されます。激烈な痛み(歯髄が生きていますから)をともなっています。よく観察すると、咬頭嵌合位置は、極めて深く咬頭も切り取ったように鋭角で、一度噛み込んだら決して側方滑走ができないような状態であることがわかります。上顎の小臼歯の放浪質=エナメルはほとんど咬耗により無くなっています。まるで、「砥石」で研いだようなまっすぐな咬耗面です。日常的にブラキシズム=歯ぎしりや、噛み締めがあろうと想像できます。このような状況で、食事中に、「一生懸命にかみちぎろう」と力いっぱい左右に滑走し、おまけに硬い食片でも挟み込まれていれば、ひとたまりもなく歯冠歯根破折することは想像にかたくありません。図-3はこの患者様の頭部X線規格写真です。日本人下顎角平均値は122度ほどですが、この症例は約111度と極めて直角に近いことがわかります。また咬筋の付着面積も大きく、強大な筋肉で、垂直方向に引き上げることができることからも、歯牙に対する負担が極めて大きいことが推察されます。

(図—2)非常にきつい角度の咬頭嵌合位です。上顎の小臼歯は歯冠歯根の完全破折を起こしています。がっちり噛み込んで、側方にはびくりとも動きそうにありません。

(図—3)頭部X線規格写真。日本人下顎角平均値が122度ほどであるが、この症例は約111度で、より直角に近い。

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